2008年10月22日水曜日
防衛省は20日、中国海軍の駆逐艦や最新鋭フリゲート艦など4隻が青森県北端の竜飛崎から西南西約37キロメートルの日本海公海上を北東に向けて航行しているのを確認したと発表した。海上自衛隊の哨戒機P3Cが19日午後5時ごろ発見。4隻はその後、津軽海峡を通って太平洋方面に抜けた。中国戦闘艦による津軽海峡通過の確認は初めてという。4隻は公海上を通っており、領海侵犯はしていない。統合幕僚監部は「中国海軍は潜水艦を含め動きを活発化させ、大陸周辺だけでなく太平洋側にまで活動範囲を広げつつある」と動向を注視している。4隻のうち最新鋭フリゲート艦「ジャンカイ2級」と補給艦の2隻は対馬沖を航行しているのを海自が17日に発見。駆逐艦「ソブレメンヌイ級」とフリゲート艦「ジャンカイ1級」の2隻はロシアを親善訪問した後に合流したとみられる。
ELEANOR:この報道の仕方に問題が有るようです。それは、通過通行権と言う権利が有り、定義された海峡での迅速な通過を行う場合のみ航行および上空通過を認めるもので軍艦だから規制する事ではありません。もし、潜水艦が潜航したり、観測艦が海洋調査なら大問題ですが、津軽海峡も対馬海峡も国際海峡、たとえ領海を通っても通過通行なら文句も言えません。それに、聴音からミサイル攻撃用パラメータまで採取される訳で、ただの国際御披露目と言う事になるのでしょう。
しかし、そんな中、東シナ海に沈む戦艦「大和」の主砲などを引き揚げる計画が、呉市の経済界などで浮上しているらしく、呉商工会議所を中心に来春にも、引き揚げに向けた準備委員会を設立する見通しになった模様です。呉商議所などの計画では、引き揚げるのは海底約340メートルに沈んでいる主砲と船体前部の一部など。試算では費用が50億―100億円程度。準備委は、呉商議所の奥原征一郎会頭や大和ミュージアム(呉市)の戸高一成館長ら10人程度で構成する見込み。今後、大和乗組員の遺族らに理解を求めながら準備されます。引き揚げ方法などの検討はこれからで、2―3年かけて全国から寄付金を募り、資金を賄う考え。実際に引き揚げ作業に入るのは約5年後になる見通しという。展示場所として主砲などは、大和ミュージアム敷地内の「大和波止場」に置くことなどが検討されています。しかし、あくまで私個人の見解ですが、大和はそのまま置いておくのが一番良い。棺桶を掘り起こし、その装飾品を展示する理由が商用で有ってはいけないと思います。大和が作られた背景、大和が沈められた経緯、その乗組員の家族、伝説の様に語られる大和です。このままそっと置いておきたいですね。
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