2009年3月  

海外旅行の満足度1位はインドネシア。

2008年8月25日月曜日


国土交通省が日本人旅行者の多い15の国を対象とし、過去3年間に海外旅行をした3千人にアンケート。期待度と満足度を100点満点で答えてもらった旅行者の意識調査をしました。その結果、旅行前の期待度と旅行後の満足度の差を比べると、「期待外れ感」が最も強かったのはフランスと中国で、バリ島が人気のインドネシアが1位、ドイツ、米ハワイと続きました。インドネシアは05年10月に起きたバリ島の爆弾テロ以降人気が落ちていましたが、テロ組織の幹部が相次いで逮捕され、バリ島―中部空港間の直行便が6月に再開されるなど人気が回復しています。期待度と満足度の比較では、フィリピンとカナダは満足度が上回り、インドネシアや豪州、米国本土などもほぼ「期待通り」だった。フランスの期待度は1位でしたが、満足度との差が激しかったようです。中国はホテルへの不満度が高いのが特徴。今年2月にサンプルを集計し公表しました。調査した国交省観光事業課は「インドネシアは特に食や宿への期待が高く、満足度とのギャップも小さい。期待度が特に高いフランスは、満足度も低いわけではない」と分析する。大手旅行社のJTB(東京)は「バリはリゾート人気が高く、エステやマッサージ、雑貨、エスニック料理など女性が好むものがそろい、その一方で物価が安く、『お得感』が満足度に反映されている」という。フランスなど欧州諸国は、質の高いサービスが得られるものの、物価が高いため「これだけお金を払えば当然」という感触が生まれ、満足度に影響していると視ています。福岡県によると、昨年、福岡空港から出国した日本人の渡航先は(1)中国(17万2300人)(2)韓国(17万2千人)(3)台湾(10万2500人)(4)タイ(5万5千人)(5)シンガポール(5万1千人)で、アジア人気が高かったようです。JTBが予約状況などがまとめた今夏分の調査では、7月15日から8月31日までに海外旅行に行く人は、通常の航空運賃とは別に徴収している国際線の燃油サーチャージ(特別付加運賃)など費用が高くなったことなどから、全体では225万4千人で前年比7%減の見込み。目的地別では(1)韓国 (28万8千人)(2)中国(24万人)(3)ハワイ(20万6千人)の順に多く、近場で割安感のある韓国やグアム、サイパンは微増し、人気が高まっているインドネシアと香港は前年並みでした。大地震やギョーザ事件があった中国は北京五輪があったものの同36.6%の大幅減とみられている。そんな中、全日本空輸は18日、日本航空は21日、サーチャージを10月発券分から値上げを相次いで発表しました。燃油サーチャージの上昇について日本旅行業協会(東京)は「過去にあったテロやSARSの時ほどではないが、家族旅行を中心に影響が出ている」といいます。


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