タイ首相が非常事態宣言 騒乱発生で

2008年9月3日水曜日

首相支持派と反政府団体の衝突模様

辞任圧力が高まっているタイのサマック首相は２日、首都バンコク市内での騒乱発生を受け、非常事態宣言を出した。国営テレビが伝えた。１日夜、何百人もの首相支持派が警察の封鎖を突破して、反政府団体「民主主義市民連合」（ＰＡＤ）が占拠している首相府に接近。双方の衝突で１人が死亡し、４人が重傷を負った。重傷者のうち２人は銃撃されていた。このほか市内各地で数十人が負傷したとされる。サマック首相は陸軍将校に、非常事態の施行を指示した。 非常事態宣言は憲法より優先され、施行を軍が担う。５人以上の集会や、社会を混乱させる恐れがある映像の出版・放送が禁止される。

 

ＥＬＥＡＮＯＲ：首相の退陣を巡って、非常事態宣言が発令されるほど人民は、その国を愛しているのでしょうか。今の日本にこれぐらいの意思表明は必要かもしれませんが、反政府団体（左右の団体）は勘弁してね。