2008年9月28日日曜日
先日もお伝えした何でもありの中国増築で、この増築を危険と判断し、管理局は強制撤去を支持しました。2008年9月26日、重慶市都市計画管理局と房屋管理局、物業管理有限公司は25日、同市南岸区青龍路にある高層マンションの32階に違法に増築されたベランダの撤去作業を行った。地元紙「重慶晩報」が伝えた。問題の違法建築は重慶市や湖南省に暮らす少数民族「土家(トゥチャ)族」独特の高床式住居「吊脚楼」に似ているため、重慶市民は「市内で最もかっこいい吊脚楼」「史上最強のベランダ」などと呼んでいた。この吊脚楼は高層マンション31階のとがった屋根の上に建てられ、同32階の外壁と繋がっているもの。まるで空中にせり出すように建てられているため、地上を通る人や下層階の住民にとっては危険な建物であった。重慶市都市計画管理局は住民からの通報をもとに、2回にわたって現地を調査。その結果、問題の吊脚楼が違法建築であることを確認。所有者に22日、「5日以内に建物を撤去しなければ、市が強制撤去する」と通知した。違法建築の床面積は約20平方メートル。木製の柱をコンクリートで31階の屋根に固定している。「これを建てるより、撤去するほうが難しい」と撤去作業員。なお、所有者である32階の住民は「何も話すことはない。ただ規則に従うだけ」とコメントしている。
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